みなみinfo

農に生きる

農業は生活の一部
中山中農研会 高橋昭人さん

5月下旬「まだ出荷が始まってないけど」と迎えてくれた高橋昭人さんは、夫婦2人でハウス栽培、露地栽培合わせて60アールの面積でスイカを栽培しています。

栽培品種は、病害虫に強く、大玉で深くて甘いコク感と強いシャリ感が特徴の「羅皇ザ・スウィート」を主力に、黒い見た目で、種がほとんど無い「ガブリコ」や小玉の「ピノ・ガール」を栽培しています。3月中旬に定植を行い、交配後の日数と積算温度を目安に45日から50日ほどで収穫時期を迎えます。スイカは、約90%が水分でできているといわれており、栽培で重要となるのも「水管理」と話す高橋さん。潅水量の見極めは、40年以上の経験とスイカの状態を見て判断するそうです。

 

 

また、スイカは日光に当たると緑色に変化します。何もしないと、地面に面した皮は色が薄いままになってしまうので、一玉ずつプラスチックのお皿をスイカの下に敷きます。この一手間がスイカの見た目を決める重要な作業となります。

 

 

中山中農研会は、現在、部会員2名で活動しており、出荷は5月下旬から7月下旬まで行われます。

高橋さんにとって農業とは?と尋ねると「生活の一部かな」と少し照れくさそうに話します。「畑に行かない日はない。用事が無くても様子が気になって畑に行ってしまう。夏はスイカ、冬はスイートピーとキャベツを栽培しているから、大変なこともあるけど、夫婦2人で助け合いながら体を壊さない程度に頑張っていきたい」と今後の目標を語ってくれました。


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