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農に生きる

ガーベラの知名度向上へ
ガーベラ出荷連合 石橋宏樹さん

ガーベラ出荷連合に所属する石橋宏樹さん。20歳の時に就農し、ご両親と実習生1名、繁忙期にはパートの方を雇い約1,000坪の面積で14品種のガーベラを周年で栽培しています。

まっすぐ伸びた茎に花が咲きパッと明るいイメージのガーベラは、毎年新品種がでるほど色・咲き方ともにバリエーションが豊富です。生産者によって栽培品種が異なり、部会全体では約60品種以上も栽培しています。
ガーベラは、4~5月に定植し7月には収穫時期を迎え、約3年ほどで新しい株に植え替えを行います。

新品種の導入について「色が良くても病害虫に弱かったり、枯れやすかったりするため、品種の選定は慎重に行っている」と石橋さん。「市場での評価も気にしながら、生産性を考えて最終的には自分が良いと思った品種を選んでいる。最近は、バイカラーなど変わった品種も導入している」と話し、時代に合った品種選びを行っています。

 

 

ガーベラの栽培管理のポイントは「水と温度管理」です。水管理は、その日の気温によって潅水量を変える必要があるため、これまでの経験で潅水量を調整します。また、温度が低いと成長が止まってしまい、丈が短くなってしまうので、冬場に暖房を入れることで、しっかり茎が伸びた品質の良いガーベラになります。

 

 

一般的に切り花の日持ちを良くするために、毎日水を替え切り口を切り水あげをすると良いと言われています。ガーベラも同様に水あげは必要ですが、ガーベラの茎は水に浸かると腐りやすくなるため、水位は指2本分(約3cm)程度で良いそうです。

石橋さんは「時期にもよるが、2週間は楽しむことが出来る。”ガーベラの花持ちが悪い”というイメージを無くし、知名度をもっと向上したい」と力強く話してくれました。

 


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