みなみinfo
常春部会に所属する菅沼晃大郎さんは、約3haの面積をご両親と奥さんの4名で10品種以上のキャベツを栽培しています。
出荷は、10月末から6月中旬まで行われ、取材を行った時は冬系品種『そらと』の収穫を行っていました。
常春部会が生産するキャベツの品種構成は冬系が70%、春系が30%で、他に部会内の研究会で特別なキャベツも栽培しています。
先がとがった特徴的な形の「ペイズリーキャベツ」や食味・甘みに富んだ「ハニーキャベツ」など特定の品種のみを出荷する研究会、業務用・加工用のキャベツを専門に出荷する研究会があり、また部会では通常栽培でも農薬等を出来るだけ使わない栽培を心掛けていますが、節減対象農薬や化学肥料を5割以上減らして栽培を行う研究会もあります。
菅沼さんは現在、常春部会の役員を務めており今年の4月で任期を終えます。
役員の活動を振り返り「市場の方が皆さん口を揃えて、常春部会のキャベツの品質の良さは“日本一”、と言ってくださる。部会を褒めてもらえることが嬉しい」と菅沼さん。常春部会のキャベツの魅力は「甘さ」だと話し、「諸説はあるけど、日照時間の長さと渥美半島の潮風の影響で常春部会のキャベツは美味しい」と教えてくれました。
就農して今年で12年になる菅沼さんは「就農したときは、右も左も分からず、部会の方の話しにもついて行けなかった」と当時の心境を話します。
「栽培方法について少しずつ分かるようになり、他の農家の方の知識と技術の凄さを感じている。周りには一流の農家の方ばかりで、自信がなくなることもあるけど、日本一の部会に所属していることが嬉しいので、さらに勉強していきたい」と意気込みを語ってくれました。