みなみinfo
輪菊部会TeamMAXに所属する太田さんは、ご両親とともに約1,300坪の面積で輪菊を栽培しています。「長男だから、30歳までには就農しようと考えていた」と太田さん。大学進学、会社勤めを経験した後就農し、今年で9年ほどになります。
農業の良さについて太田さんは「比較的に自由な時間を持てること。自分の時間を作れたり、子どもの保育園の行事にも参加しやすかったりする点が家族経営のメリット」と魅力を話します。
太田さんは現在、輪菊部会青年部の部長を務めています。青年部は交流の場として、37歳までの若手生産者でTeamMAXとTeamSTARから合わせて49名が所属し、菊作りの情報交換を行うことでより良い菊作りへ繋げていくことを目的に活動を行っています。主な活動として、消費宣伝活動や県外視察、青年部内でのほ場共進会などが行われます。
太田さんは「これまで青年部の活動に積極的に参加していなかったため、部長になることに負い目があったが、やるとなった以上は迷惑をかけないように心がけ、やるべきことをやっていきたい」と意気込みます。
青年部では、例年8月末に消費宣伝活動を行っており、今年は豊橋のんほいパークで『キャラマム作り体験会』を開催しました。集客するにはどのように周知するのが良いのか悩み、自作したチラシをSNSや各JA施設に掲示するなど積極的にPRを行いました。太田さんは過去2年、この活動に参加したことで販売することの難しさを実感しており、今年は子ども向けに体験会を行うことで、普段は菊に触れることのない子ども達とその親にも菊を知ってもらう機会になるのではないかと考え、今回の消費宣伝活動が企画されました。
また、今年度より新たに若手生産者と若手市場関係者で「販売交流会議」が行われます。「初めての取り組みなので成功するか不安もあるが、今後に繋がる取り組みにするべく、土台をしっかりと築けるよう準備していきたい」と話す太田さんからは、青年部部長としての熱い思いが感じられました。