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農に生きる

衛生管理の徹底を常に完璧に
養豚部会 鈴木紳也さん

養豚部会に所属する鈴木紳也さんは、約2,500頭の豚を妻、両親、妹、弟夫婦の7名で飼育しています。また、新しい豚舎を建設し、今後は徐々に豚を増やしながら規模拡大を目指しています。鈴木さんは「古い豚舎は築40年が経っている。規模拡大と効率化のため、そして今後20年30年と養豚をしていくことを考えて新しい豚舎を建てることを決めた」と力強く話してくれました。

 

 

日々の管理で最も気をつけていることを尋ねると「衛生管理」と教えてくれました。2018年に26年ぶりとなるCSF(豚熱)が日本で発生したことで、より一層、衛生管理を徹底するようになったそうです。「一頭でも豚熱に感染すると、取り返しの付かないことになるので、とにかく『菌を持ち込まない』ということを徹底している」と鈴木さん。新しく建設した豚舎に入るためには、まずシャワーを浴びて、作業服に着替えないと入ることが出来ず、私物や道具は、紫外線殺菌を行わないと持ち込めないようになっています。鈴木さんは「大変だけど、病気が入ることを考えたら、これくらいはしないといけない」と真剣な眼差しで話してくれました。

 

 

鈴木さんは、養豚部会の下部組織「高品質豚生産会」に所属し「みかわポーク」というブランド肉を生産しています。みかわポークとして販売される豚は、愛知県やJAグループが開発した優良な品種を交配した三元豚です。また、統一した専用飼料で育てられ、さらに肉の色、脂の厚さなど厳しい基準を満たしたものだけがみかわポークとして販売されます。鈴木さんは「みかわポークは、お肉屋さんでも高く評価されており、厳しい基準を満たしているからこそ自信を持って美味しいお肉だと言える。みかわポークは、肉のうまみとさっぱりとした甘味のある脂が特徴です。是非一度食べてみてください」と魅力を教えてくれました。

 

 

最後に今後について尋ねると「常に完璧な衛生管理を求め、今後子ども達が養豚をやりたいと思ってもらえるような、安定した経営が出来るよう努めていきたい」と話す鈴木さんからは強い信念と探究心が伝わってきました。

 


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